新版「浪士」石油を掘る:石坂周造をめぐる異色の維新史
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発行日 2018.10.19
四六判並製 249頁
●内容紹介●
日本の石油産業の祖 おおほら吹きか、一代の怪傑か。 ベンチャービジネス第一号ともいえる「石油会社」を創立した人物として歴史の片隅に名を残す「石坂周造」。清河八郎の下で攘夷を志し、山岡鉄舟の義弟として旧幕臣相手に“白紙”の説論書を以て天下の大演説。三度の入牢の後、勝海舟による新政府役人へのスカウトを断った「浪士」は、新しい時代に石油を掘ることを決意する。明治維新後の動乱期、日本の産業化の原点を担ったある男の物語。
ギヤマンの瓶のなかで、夜をあざむいて輝く石炭油の炎。日本の財貨が何も残さずに暗闇のなかに消えていく。周造にはそう思えた。(本文より) 歴史小説のわき役に「大ほら吹き」「怪物」として扱われることはあっても正史にその姿を現すことのなかった石坂周造。波乱の明治期、殖産興業の旗手へと転身した元過激尊攘派浪士の生涯を描く。
●目次●
1章 明け烏 2章 浪士組 3章 輪廻 4章 恩讎 5章 出師の表 6章 暁鳥一声 7章 開花の天 8章 くそうず 9章 先駆者 10章 金看板 11章 有司専制 12章 風雲観望 13章 残照 あとがき 新装版発行にあたって 主な参考図書
●著者紹介●
真島節朗(ましま・せつお)
1932年山口県下松町生まれ、明治大学商学部卒、日本石油株式会社(現・JXTGエネルギー)入社、「日本石油百年史』編纂に従事、以後金融機関・社団法人・民間企業などの年史執筆協力、2000年古代ロマン文学大賞受賞、『周辺国に向き合う日本人の歴史』、2005年4月ブログ「反戦塾」を開設現在に至る。
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